【これって常識?】「障害者雇用」は中途採用だと思って準備しよう!面接で見られているのは〇〇だった!

皆さん、こんにちは!

突然ですが、皆さんは「障害者雇用」について、どんなイメージをお持ちですか?

「手厚いサポートがあるから、未経験でも大丈夫」 「とりあえず面接に行って、愛想よく振る舞えば採用される」

もしかしたら、そんな風に思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、ちょっと待ってください! 今日は、そんな皆さんの「障害者雇用のイメージ」をガラッと変えるお話をしたいと思います。

結論から言うと、私は「障害者雇用も、『中途採用』と同じ」だと考えています。

障害者雇用は「コンビニに行く」手軽さじゃない!?

世の中には、障害者雇用のサポートをしてくれるサービスがたくさんあります。多くの場合、これらは「これまで働く経験のなかった人が、企業で働くためのサポート」という側面が強いですよね。

でも、企業からすれば、新卒であろうと中途採用であろうと、採用するからには「即戦力」を求めています。もちろん、すぐにバリバリ働ける必要はありませんが、企業は「能力」や「精神面」で、ある程度の準備ができている人を欲しがっているんです。

例えば、

  • 「とりあえず面接に行って、愛想よくすれば雇ってくれる」
  • 「何もできない自分の子供でも、企業が教育して働かせてくれる」

…こんな風に考えている方がいるとしたら、それは大きな間違いかもしれません。

企業は、雇用した人には「労働力」として役割を全うしてほしいと考えています。足りない部分はもちろんサポートしてくれますが、全くゼロから教育する手間暇は、やはり負担になるのが現実です。

残念ながら、「コンビニに買い物に行く」ような手軽さで、障害者雇用は考えられません。なぜなら、企業も真剣に人材を探しており、多くのスキルを持った人が面接に臨んでいるからです。

例えば、銀行のような大手企業の面接では、20人の中からたった1人しか採用されない、なんてことも珍しくありません。選ばれるのは、やはり「一般の求職者に近い能力を持った人」。これは、決して「コンビニに気軽に行けるレベル」の話ではないですよね。

支援者は、この現実を理解していますが、もしかしたらご家族の方々には、まだ十分に伝わっていないのかもしれない…と、私は強く感じています。

企業が見抜いているのは「人柄」と「強み」

では、企業は面接で何を見ているのでしょうか?

確かに、面接対策として「正しい受け答え」を練習することも大切です。でも、多くの企業が何百、何千と面接をしてきている中で、付け焼刃の対策は簡単に見抜かれてしまいます。

私たちが強く感じるのは、ズバリ「人柄」と「雰囲気」です。

以前、ある企業の人事の方が「不採用の理由がコミュニケーション能力だった」と教えてくれたことがありました。しかし、その面接を受けた方は、言葉のキャッチボールが苦手でも、マニュアルがあればきっちり仕事をこなし、遅刻も欠勤もしないという素晴らしい強みを持っていました。

しかし、面接という短時間の中で、コミュニケーションがスムーズに取れないというだけで、本来の強みが見てもらえないまま不採用になってしまう…という現実もあるのです。

だからこそ、面接対策で「コミュニケーション能力を上げましょう」「マニュアル通りの受け答えをしましょう」と指導することも重要ですが、それ以上に大切なのは、その人の「強み」を明確にし、それを企業に伝えることだと考えます。

例えば、

  • 体調管理がしっかりできる
  • 毎日休まず出勤できる
  • 時間を守れる
  • 与えられた仕事を正確にこなせる

これらは、企業にとって非常に重要な要素です。どんなに素晴らしいスキルがあっても、休んでばかりでは仕事になりませんよね。

実習が何よりも大切!「愛嬌」も忘れずに!

これらの強みを面接だけで伝えるのは、非常に難しいことです。書類に書かれた内容だけでは、どなたも似たり寄ったりになってしまいがちです。

だからこそ、私は「実習」が何よりも大切だと考えます。

実際に企業で働くことで、本人の適応力や、企業との相性を互いに確認できます。企業側も、実際に働く姿を見ることで、本人の「本当の強み」を理解し、採用後のミスマッチを防ぐことができるのです。

そして、もう一つ、非常に重要だと感じるのが「愛嬌(あいきょう)」です。

「可愛がってもらえる」というか、「この人と一緒に働きたいな」と思ってもらえるような人柄や雰囲気は、周りからの助けも得やすく、仕事を進める上で大きな力になります。これは、その場しのぎの対策ではなく、日々の過ごし方から培われるものだと強く感じています。

まとめ

「障害者雇用」は、単なる福祉的な視点だけでなく、企業側が求める「労働力」としての人材像を理解し、自身の「強み」を準備していくことが非常に重要です。

  • 中途採用と同じ意識で、自身のスキルや強みを磨く
  • 面接では「人柄」や「雰囲気」も重視されることを意識する
  • 実習を通して、企業に自身の強みを実際にアピールする
  • 日々の生活の中で、「愛嬌」や周りに「助けてもらいやすい」人柄を育む

これらの視点を持って、障害者雇用に臨むことが、成功へのカギになるのではないでしょうか。

皆さんの周りにも、もし「障害者雇用って楽そう」と考えている方がいたら、ぜひこのブログを参考にしていただけると嬉しいです!

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